2015年9月30日水曜日

カーネーション「a Beautiful Day」発売20周年記念再現ライヴ(追加公演)——下北沢garden

27日はカーネーションの「a Beautiful Day」発売20周年記念再現ライヴ(追加公演)へ行ってきました。


スペシャルゲストは、旧メンバーの矢部さん(ドラム)、鳥羽(ギター)さん。アルバム収録時に参加された鈴木桃子さんとZOOCOさん(コーラス)、ロベルト小山さん(いろいろ/私の位置から見え隠れするたびいつも違う楽器を持っていた!)。キーボードはここ最近のライブではお馴染みの佐藤優介さん。



正直なところ、旧メンバーとの演奏は楽しみにしていたけど、アルバムの再現についてはあまり意味を感じていませんでした。や、意味があることぐらいはわかっているけど、問題は私の耳で「それ」がわかるのか、と。でもね、思った以上に耳はアルバム収録曲の細かい部分まで記憶していて、無意識に比較している。そして私の残念な耳でも違いがわかるのです。ズシンときたなあ。眼福ならぬ耳福とはこのこと。幸せな時間でした。

そしてそして今回はボーナストラック付ライブ!更に更にアンコールが二回!これがもう豪華で豪華で。アルバム再現部分は唸るように聴き入っていたのに対して後半はひたすら楽しんでいました。


書き出せばキリがないけど、「ダイナマイト・ボイン」がサイコーで、大田さんの山谷ブルースに笑って、「愛のさざなみ」で島倉千代子さんのエピソードを思い出して切なくなる。そして「ごきげんいかが工場長」で目から水。泣けて泣けて目を押さえながら聴いていた。この日二曲目にやった「市民プール」を再び直枝さんと大田さん二人で。ここでまた涙腺が緩みそうになるけど、ステージを眺めているうちに晴れ晴れとした気分にもなり、最後は「夜の煙突」で楽しい!で終わったのであります。


うーん、YouTubeであまりアップされてないのが残念。



最後はこの曲。お客さんはピョンピョンはねてて、私もピョンピョンはねる。



シルバーウィーク明けから、ライブ3つ、飲み3つ、会食1つ、加えて仕事と家事、という無茶!無謀!年を考えろ!という予定も何とか無事終了。まだまだ予定は詰まっているけど一段落です。今日は少し昼寝ができて、夫にできたての料理を出せて、夜はスロースロースローなジョギングをしてきました。ガッツリ食べて、しっかり眠って、徐々に運動して、たくさん楽しむ!体調を崩さないよう秋冬に向けて加速をつけたいと思ってます。

ライブの帰り下北沢駅から中秋の月を眺める。
ガラケーでの撮影。
コーフンして家を出る時にデジカメを持つの忘れた。


2015年9月27日日曜日

ホルンとピアノの夕べ——代官山教会

昨日26日は、友人からのお誘いでホルンとピアノの演奏会へ行ってきました。


エレベーターも設置されている新しい建物。
場所がわからず、古い商店のおばあちゃんに訊いたら
ご存知だったので建て直したのかも。

二階席もありました。予めコンサートを想定した造りっぽい。
ピアノは「STEINWAY & SONS」。
100年前の物だというピアノの譜面台にはタブレットが置かれていました。

プログラム並ぶのは——
パデレフスキー、グラズノフ、ゴドフスキー、スクリャービン、メトネル、ラフマニノフ、アンティポフ、ハース


進行役の方から「今日はマニアックな選曲です」との説明。ビオラをやっている友人、お隣に座っていた方(バイオリン奏者らしい)もこの日に演奏された曲は一曲も知らない、とのこと。もちろん私が知るわけがない。これを機会にメジャーな曲だけでも聴いてみようと思います。


「知らない曲ばかりだったと思うで」と最後の一曲は、ショパンの別れの曲。さすがにこの曲は聴いたことがあります。



今回一番楽しみにしていたのは、ホルンの音色を聴くこと。ホルンって渋いけど、ゾウさんみたいで好きー。パオパオ。長い曲で聴けたので大満足でした。


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友人を駅まで見送ってから再び代官山をひとりプラプラ。歩く。歩く。家まで歩いちゃった。ケッコーな距離に加えパンプスだったので両足にマメ。気持ちの良い夜だな〜と歩きはじめたけど、さすがに調子のりすぎ。

これから今夜はカーネーションの「a Beautiful Day」発売20周年記念再現ライヴ(追加公演)。楽しみ!!

2015年9月25日金曜日

堂島孝平 「俺が、ゆく」~旅行2015~——渋谷PLEASURE PLEASURE

昨日24日は、堂島孝平×SOLO TOUR「俺が、ゆく」~旅行2015~の最終日に行ってきました。

カーネーションと初恋の嵐の対バンにゲストボーカルで出演していた堂島孝平さん。この時のライブで「ソッコーでライブチケットを押さえねば!」と思い、杉本恭一さんとの対バンに行ったものの、ワンマンにはなかなか行けず、今回は念願のライブです。

昔は映画館だった「PLEASURE PLEASURE」。
映画館にはたまに行っていたけど、改装後はじめて。

ニューアルバムの告知ポスター。
土岐さんがステージで指摘していたように、、、
洋服がやっぱ柄on柄だー!


ライブ、良かったですよ〜〜(相変わらず貧弱な感想ですいません)。や、もう「良かった」「楽しかった」としか!キーボードのsugarbeansさん、ギターの奥田健介さん、ハープの佐野岳彦さんとの演奏にもハフハフ。ライブならではの醍醐味ですね。来年2月の恵比寿リキッドルームでのライブ「君が、来る」も行くぞ、と心に誓うのでありました。





このライブまでにアルバムを全部聴こうと思ったけど、できませんでした。ライブでやった曲名がわからず只今悔しい思いをしています。次回までに必ず聴き込もう。



そしてそして、ゲストボーカルもよかったの。


NHK朝ドラ「まれ」の劇中歌。黒猫チェルシーは二度目だけど、絶対にライブで聴かなきゃ!と思うバンド。



はじめての土岐麻子さん。「よかったよー!要チェックだー!」と夫に力説(?)していたら、奴は既に知っていた。ちくちょう。


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一人で行こうとチケットをとったのですが、ライブ師匠も行くというので待ち合わせ。更に「ライブ終わった後に飲みませんか?」という嬉しいお誘いをいただき、終演後1時近くまで飲んでいました。

師匠は今春社会人になった私の半分もない年だけど、聴いている音楽量が半端なく、行っているライブ数も半端ない。「洋楽はぜんぜん知らないんですよ(いやいや少なくとも私の何倍も聴いているとみた)、でも邦楽だけでも時間が足りなくて」と。あぁぁぁ、中年女と飲んでいる時間が申し訳ない。最近は一回り、二周り年下の方との交流が多くなりました。ありがたいことです。

2015年9月23日水曜日

19年だか20年目の結婚記念日

今日は結婚記念日。19年だか20年目。

「今年のイベントは入籍年をはっきりさせること!」と高らかに宣言してみたものの役所に行く時間がなくて未だ不明。せめて入籍を祝日にしといて正解だったわー。相変わらずです。


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それまで結婚について一度も考えたことがなかった。「する」も「しない」もなく、それ以前の話。恋人がいれば目の前の幸せや不安で精一杯。恋人がいなければ相手のない未来など考えられない。だけどそれは突然やってきた。

友人と呼ぶには距離のある人。その人と交際開始から二週間後に同居、二ヶ月後に入籍、というスピード婚をやってのける。

私が結婚を決めた理由は一つ。彼は、私にはない考え方を持つ人だったから。価値観が同じ、なんて私が持っているものを求めてどうする。共感なんて一瞬でいい。素早く手放しておかないとロクなことがない。などと改めて思うような私は共感が大好き。相手を歪め、自分を歪めてまでも「同じ」にしがみつこうとするような奴なんだよ私。

彼の口から出る言葉。それは肝に近い部分になると決まって「それ違うんじゃないの?」と反発できるほどもわからなかった。小学生が使うような単語で構成された言葉の意味がまるでわからない。何言ってんだ、こいつ。でもそんなところが好ましく思えた。

そうはいっても簡単ではない。「何が言いたいの?」「わかるように説明して?」そう食い下がっても、「言葉通りだよ」で終了。そりゃないぜ!とキャンキャン吠えてもみたけど、その「わけわかんない」を捨て去るほど傲慢でもなく、時々思い出しては考える。小学生にもわかるような極々ありふれた言葉に潜む意味。辞書をひいても、ネットで検索しても、出てこない彼の意図。

そしてピースが揃ってストンと腑に落ちた時、それらは私が楽に生きるためのキーワードだとわかった。十年近くが過ぎていた。

「あの頃さ、わざと説明しなかったでしょ?」
「当たり前でしょ」
…テメー、ドSだろ。

けどまあ、五年、十年という単位で考えたり、見守り続けたり、お互いに似ているといえば似ている。のんき。今では彼の言葉の大半を理解できる。本人以上にわかっている部分もある。でもね、油断ならないのがこの人。

夫は変わり続ける。
私も変わり続ける。

先のことなどわからない。「こうくるだろう!」と想像しては裏切られる。期待しては期待はずれを繰り返す。そのたびに私の想像力の狭さを痛感する。でもそういうのが嬉しくて楽しい。結婚してよかったな、なんて思う。

2015年9月22日火曜日

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を観る

前回の日本橋に行ったついでに映画も観てきました。ドキドキハラハラが苦手な私へ友人からのお勧めです。


コレド宝町のTOHOシネマズで観て来ました。


ストーリーは、「飲む・打つ・買う」に加え偏屈なジジイ、いじめられっ子の少年、この二人の交流を描いたもの。規格外の老人と子供、というのはオンジとハイジでお馴染みのよくある設定。それが前提。

ジジイを演じるビル・マーレイがはまり役!このジジイを観るだけでも価値アリでした。個々を深く掘り下げているわけでもないし、都合良く展開している部分も多々あるけど、それらを引っ括めて気持ちよく観れました。

これまでこういう類いの映画を観ると子供側に感情移入していたけど、今回はジジイ側になって観ていました。新鮮だったなあ。お約束の涙を誘う部分もしっかり涙腺を緩めてきましたよー。「感動したんだ?」と訊かれれば「それはどうだろう」だけど、乗っかって楽しまなきゃもったいない。映画談義となると意地悪な視点も出てくるけど、それは枝葉。映画館にいる時は全力で楽しむ方向です。映画館を出た後、もっともっと映画を観たくなったのでした。






と、いうことで。今秋の映画の予定は、観そびれた「セッション」と「ジェームス・ブラウン」を下高井戸シネマで。爆音映画祭はチケットを購入済。夫は一昨日「野火」を観てきましたが、私は中学生の時に読んだ原作でいっぱいいっぱい。とても映像で観る勇気はない。あとは時間と体力に相談。でもできるだけ観たいと思ってます。

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今日は鎌倉へ行く予定でしたが、夫が風邪で急きょ延期。私もずっと忙しく、この陽射しの中を歩くのは要注意、と思っていたのでちょうど良かったです。でも鎌倉近代美術館が来年1月で閉館になる前までに必ず行きたい。

2015年9月21日月曜日

日本橋高島屋の屋上

先週、日本橋高島屋へ行ってきました。目的はこちらのブログで書いたように23日まで開催中の「大東北展」。


日本橋高島屋は1933年に建てられ国の重要文化財
実はお盆前にも日本橋へ行きました。この画像はその時のもの。
でもブログ更新はしなかった、と。


時間の都合上、お盆の時も今回も屋上のみの見学。

日本橋高島屋は、昭和25年から4年間、屋上で子ゾウが飼われていたそうです。名前は高子。子供たちが高子の背中に乗った写真をネット上で見れました。高子は、29年に上野動物園へ寄贈、33年には多摩動物公園の開園でそちらに移されたそう。ちなみに大きくなった高子はクレーンでもエレベーターでも下ろすことができず、階段で降りていったとか。

高子をモチーフにした屋上塔屋。設計は村野藤吾氏。


装飾は小森忍氏の作。

西洋建築の屋根におられるガーゴイルっぽい。口が雨樋的な?

奥には日本庭園。

東北コットンプロジェクトのコットンファーム。津波で稲作が困難になった田んぼで綿を栽培、紡績、商品化、販売までを一貫して行うプロジェクトだそうです。


エレベーターホール。
写真を撮るのに失敗したので載せませんが、
ちょっと映っている窓ガラスは創建当時のもの。
そして天井を撮るのを忘れた!

老舗百貨店といえば、このエレベーター。
もちろん白い手袋のエレベーターガールも。
こういうサービスって残っててもいいと思うの。

老舗百貨店の居心地の良さは格別。一度全館をゆっくり見学したいなあ。その時はもっと調べてから観に行こう。そしてできればティールームでお茶をして、お買い物は、、、そんな財力が欲しいのう、ということで。

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9月から10月にかけては社交とイベント三昧。明日は鎌倉へ。9月下旬は堂島孝平とカーネーションのライブ、それからクラシックの演奏会。映画も既に1本観てて、ほか何本か観る予定。その合間はもちろん仕事。ギチギチのスケジュールなので体調を崩さないようにしなきゃ。このブログもお蔵入りにならないよう、できるだけ早く更新したいです。

2015年9月3日木曜日

浜松町貿易センタービルからの夜景

ちょっと前になりますが浜松町にある貿易センタービルの40階にある展望台へ行きました。こちらのビルは2019年に解体、建替え予定です。




見学料は大人620円(サイト内の割引を使えばで500円)。問い合わせて確認したところ、こちらは飲食の持ち込みは特に制限していないとのこと。但しゴミ箱はないのでゴミは持ち帰ってくださいというお話でした。てなことで、夫とビールやら何やら買い込んで入場。


360度を見渡せる展望室。椅子もたっぷり用意されています。




高い場所はそれだけでも楽しい。
浜松町駅方面。

旧芝離宮恩賜庭園。

やがて日没。





美しすぎる景色は、心もとなく、この世に一人きりになったような、帰る場所などどこにもないような、そんな気持ちになる。だけど私は夜景を眺めていると最終的にヌラヌラとした野心的な気持ちに着地する。気分は「天下とったる!」な戦国武将。何だろうな、これ。そんな人もそうじゃない人も貿易センタービルの夜景はお勧めです。取り壊しになる前に是非。