2014年8月29日金曜日

労働歌

家事労働をしている時、音楽があると俄然やる気になる。日常はスピード重視。音楽もノリノリの曲がよろしい。でも背中を痛めてから動けるスピードが変ってきたので音楽も控えめ。ちょっと懐かしい曲ばかりかけてます。


ここ数日はDave Stewart & Barbara Gaskinな気分。こちらはお馴染みロコモーションのカバー。




初代労働歌は平沢進のsimcity。よく聴いたなあ。歌詞の意味などどうでもよくて、何となくこの「いくぜ!」「やるぜ!」みたいなノリが家事労働にあっていた模様。久々にこの曲を聴いたら、同時期によく聴いていた、ケンイシイ、田中フミヤ、テイトウワの曲の脳内再生された。もう20年も前かー。時代を感じます。




石狩挽歌。この曲は聴きながらではなく、よく口ずさんでいる。これはもう好き嫌いではなく、体に染み込んでいる歌。親戚が漁師ってこともあり、何かもう惚けても歌っちゃいそうなレベルで入り込んでいる。それにしても年々演歌が染みるのよ。




と、このところ昔の曲ばかり聴いてますが、お若い方から最近の音楽情報もジャンジャンバリバリ入手。もうちょっと元気になったらガッツリ聴いてみよう。

2014年8月27日水曜日

もううつ伏せで本は読まない

栃木から東京に戻った翌日、背中をやった。白くスパークする視界。ねっとり滲みでる脂汗に続き、サーッと落ちるような冷や汗。あまりの痛みに貧血起こしてぶっ倒れた。

座骨神経痛、肋間神経痛あたりからくるものか。それとも他の病気からくるものか。病院に行かねばならないが、まだ行ってない。だって暑かったんだもの。


藍のプランターからニョッキっと伸びてきたひまわり。
夏のそろそろ終わり。


一度痛みが走ると指一本動かせない状態からやっと脱出。昨日は久しぶりに「のび」をした。あまりの気持ちよさに鳥肌がたち、涎が出そうになる。今日も伸びてみたが、やはり恍惚となる。ああ、健康って素晴らしい。

でも腰と肩と首の収まりが悪い。何より困ったことは、背中をやってから貧血と頭痛が悪化。薬がないと日常生活が送れない。何としても仕事と家事だけはやり遂げ、あとは全力で睡眠時間を増やして体を休めてます。

このところ生活習慣の改善に努めているけど更に追加。まずは姿勢に気をつける。もううつ伏せで本は読まない。うつ伏せで文章打ったり、うつ伏せでネットのジグソーパズルをしたり、うつ伏せで何かしたまま眠りにつくことはしない。一日3時間以上はうつ伏せで何かしてるな、私。痛みが完全に引いたらプールでウォーキングをしようと思います。


2014年8月17日日曜日

今市円筒分水と日光杉並木街道——栃木県日光市

前回の続き。長岡百穴古墳から日光市杉並木公園敷地内にある今市円筒分水へ。

円筒分水は、その名の通り水を一定の割合で分配するのがお仕事。水は主に農地用水。円筒分水が作られた経緯は、農地用水確保にもめごとが絶えず、それらを解消するために考案されたのだとか。都内に近いものは川崎市にある久地円筒分水


今市円筒分水。昭和28年通水。
水道施設は魅力的なものが多いですね。



あとからわかったのですが、この近くには下瀬川分水井もあったようです。残念ですが、また遊びに行く楽しみが増えたってことで。やはり円筒分水マニアがいるんですね。こういう本も出ていました。
ワンダーJAPAN13 (三才ムックvol.263) (三才ムック VOL. 263)


杉並木公園には水車も多数設置されますが、こちらは実用ではなく観光客向け。
オブジェ的な水車には興味なし。
水を汲め、粉を挽け。電気をおこせ。


円筒分水に夢中な夫。その後をタムと私がテクテク。「変らないでしょ」と私。「変らないっすね」とタム。が、そんなタムタムの目がギラリと光り足が止まったのは円筒分水横の苔。そして黙々と撮影。デザイナー、タム。テクスチャに敏感です。
和菓子を添えたくなるような緑。
というのが私の感想。


杉並木公園の名の通り、すぐ横には日光杉並木街道があります。総延長35.41km。世界最長の並木道なのだとか。こちらは平成8年よりオーナー制度を導入。1本1,000万円でこちらの杉が貴方のものに。
一歩入ると気温がまるで違います。
デザイン野郎どもとは別行動で私はここに居座る。

杉並木街道と杉並木公園の間に流れる小川。


杉並木街道と国道119号を隔てて今市浄水場水道資料館もありました。
浄水場は1916(大正5年)から給水開始。
広くて雰囲気のよい浄水場でした。
端っこの円筒形の屋根がムーミンの家みたいでかわいい。

水だけではありません。杉並木公園には古民家も。江連家住宅。1830年(天保元年)建築。
今まで見たなかで一番大きな古民家かも、と夫。
こちらでお土産物も売ってます。

栃木といえば益子、ぐらいに馴染みがなかったのですが、思いのほか良い土地でした。次回は是非中禅寺湖から水を巡る旅を。でもまた餃子を食べまくる旅もしたい。今回食べまくった餃子は「宇都宮で餃子を食べまくる、その1」と「宇都宮で餃子を食べまくる、その2」で。


2014年8月16日土曜日

長岡百穴古墳――栃木県宇都宮市

益子で新盆準備を手伝った後、バスで宇都宮へ。宇都宮に立ち寄ったのは、夫の元教え子で、元仕事仲間で、友だちのタムタムに会うため。人懐っこくて、デスメタル好きで、義理堅いタム。いい奴。我が家にもよく遊びに来ていたので、私とも仲良し。


タムタムの運転で円筒分水を見に行く途中、夫の「あれ凄い」の一言で急きょ見学したのは長岡百穴(ひゃくあな)古墳
道っ端、畑の隙間から突然現れる。 

外気にさらされていた期間が長く状態は良くないそう。
現在は52基残っている。

今は違うとはいえ墓をのぞくのは申し訳ないような。

お休みのところ失礼しまーす。
あら可愛い。

古墳の知識なし。ってことで、ググってみる。こちらは7世紀頃に家族や一族の墓としてでき、室町時代以降にほぼすべての穴に仏さんが彫られた——ってことで勉強終了。伝説などもあるようです。そっちのほうがおもしろそう。

それではいよいよ目的の円筒分水へ。

2014年8月15日金曜日

益子

夫の祖母の新盆準備のため益子へ。夫の両親と合流する前に益子の町をぷらぷらしながら、陶芸メッセ内にある旧濱田庄司邸に立ち寄る。
ここ十年ほどで古い建築物を利用したシャレた店舗が増えてきました。ケーキ屋ができていたのには驚いた。若い住人も増えてきたのかな。素朴な町です。




旧濱田庄司邸。


敷地内の登り窯。「ましこの炎まつり」ではこちらで焼かれます。2014年の作品受付は8月29日から8月31日。窯焼きは9月6日から9月7日、窯出しは9月14日。


巨神兵のような、鯉のような、、、。

登り窯も巨大な焼き物ですね。


こちらとは別に益子には濱田庄司記念益子参考館があります。一度に最大一万点を焼けるという濱田庄司が愛用した登り窯。2015年、濱田庄司窯復活プロジェクトとして没後はじめてその窯に火が入ります。これは見てみたいなあ。


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3月末日。夫の祖母が他界した。末期癌だったが90才を過ぎた高齢ということで入院はせず自宅で過ごしていた。テレビを見ながら、そばに居た親族がすぐには気づかぬまま、眠るように逝ったという。死に良かったはないけれど、大往生だ。東京より少しだけ遅い春、開花間もない桜の中、祖母を送った。

焼き物の町、益子。でも私にとってはバアチャンの町。夫の好物だからと出される、甘口で黄色い大盛りのカレーライスが出てくる町。帰りには袋菓子と缶ビールを持たされる町。寂しくなります。

2014年8月10日日曜日

本が読みたい。

本が読みたい。
と、いうことで図書館から借りてくる。


ビ ビ/大竹伸朗・著
 
 大竹伸朗の美術作品も好きだけど、文章はもっと好き。
 現代でもっとも好きな文章を書く人かもしんない。
 前から読もう読もうと思いつつ、やっと手にとる。
 この夏一番のお楽しみ。

すゞしろ日記 弐 すずしろ日記/山口晃・著
 
 二巻目が出ていたとは気づかずにいました。
 山口晃の作品は気構えることなくスルリと入ってくる。
 この本はマンガ風。一巻もおもしろかった。
 肩の力を抜いて楽しもう。

藤森照信×山口晃 日本建築集中講義
 日本建築集中講義/藤森照信×山口晃・著
 
 どういう建築物を、どういう視点で書かれてあるのか。
 めくってもいないからわからないが、緩そうで楽しそう。
 本気だけど緩い、そんな本を求めているのだ。
 

美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか 美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか/会田誠・著

 画集「天才でごめんなさい」も見たばかり。
 会田誠の作品はちょっと苦手だけど気になる。
 小説「青春と変態」はそこそこおもしろかったかな。

メモランダム 古橋悌二  メモランダム/古橋悌二・著
 
 ダムタイプ結成、エイズによる敗血症のため逝去。享年35才。
 私は古橋悌二という人をほとんど知らない。
 夫から「いいよ」と言われ、手にとる。


今回は現代美術作家のものが中心。これらは一度で読み切るのは無理。恐らく何年単位で読み返していく。特に大竹伸朗の本はそのうち買うことになるんだけど、図書館で借りまくってから買う。買ってからも借りる。図書館に残っていて欲しい本なので。


料理本も何冊か借りてくる。その中の一冊、「ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本」は実用というよりは読み物。ラフカディオ・ハーン、後に帰化した小泉八雲のニューオリンズ滞在時に集められたレシピ集。

ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本 ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本/
 ラフカディオハーン・著、河島弘美・監修、鈴木あかね・翻訳
 
 パラパラっとめくっただけでも、物凄い数のレシピ。
 現代とさほど差がないのでは?と思う料理の数々。
 当時の日本の食事に満足できたのかな〜などと心配になる。
 
 

2014年8月6日水曜日

癒してよ、テクノ

時々、閉じる。
理由はなくて、あってもどうでもよくて、ただ一人になりたいという欲求だけが先にある。

そういう時は音楽。テクノやミニマルな音に逃げる。音に集中しながら緩んでいくのを待つ。クラブで踊り狂う、水に浮かんで音を聴き続ける、なんていうのが最高だけど、大抵は真夜中にヘッドフォンで。



電気グルーヴの虹に毎度グッとくる。でも閉じてる時はヴォーカル部分は飛ばす。
言葉とか、人の声とか、元気な時じゃないと受け入れられないんだよおう。



テクノちゃあやっぱクラフトワーク。ライブにも行ったけどよかったです。



夫の所蔵音楽からもよく漁ってくる。ステーブ・ライヒ、、、あったあった。
今はYouTubeがあるから更に便利。凄い世の中になったものだ。



今回、閉じちゃったのは暑いから。白熊体質にはここ数年の猛暑が堪えるのなんの。でも夜風に吹かれて音楽を聴いたら復活。ってことで元気に眠ろう。おやすみなさい。良い夢を。