2014年12月31日水曜日

大晦日

12月に入ってからやたら忙しく、1時間単位でスケジュールを組んでガツガツとこなしてましたが、今日になってやっとのんびり。そこで私の押し入れからゴソゴソと荷物を引っぱり出す。


十年ぐらい前は革にハマってました。バッグを縫ったり、靴の工房に通っていたり。で、久しぶりに革を使って鍋敷きを作りたいと思っていたのですが、、。

ほんの一部。まだまだ手つかずの革や布がごっそり。



こちらは18世紀ぐらいにヨーロッパで流行したという舟形のシャトルを使って編むタティングレース。正月中、これをゆっくり編んでいこうと思ってます。革を扱うにはちょっと疲れすぎているので。
疲れている時は失敗が前提なのでやり直せるものがいい。
そして場所をとらず、すぐに中断できる、というのも主婦向き。


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リアルタイムでは、いつもよりちょっときれいな部屋で、いつもよりちょっとリッチな夕食を食べている。今はメインを出すまでの中休み中。夫は酒を飲みながら音楽をかけている。その音が私の作業エリア(台所の隅)に聴こえてくる。今はキリンジのドリフター。静かな大晦日です。



文末になりますが、
皆さまにとって来る年2015年が良き一年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。
よいお年を。

2014年12月31日 
橋本亜希子

2014年12月24日水曜日

We Wish You A Merry Christmas


子供の頃からクリスマスにはロクな思い出がない。例えば、異性と二人だけでクリスマスを過ごしたのは、夫がはじめてで、しかも結婚後、という具合。暗黒の娘さん時代。当然、結婚後最初のクリスマスは気合いを入れて料理を用意したが、夫はしらけた顔でいつも通りの小食に徹し、チキンとケーキに至っては手つかず丸ごと残された。僅かに残っていたクリスマスへの期待、ここで終了。以後、年末の忙しい時期にクリスマスなどやってられっか!夕食は鍋にしちまえ!というお手軽第一で過ごしている。


私にとってクリスマスソングといえばこれ。
We Wish You A Merry Christmas


1982年に細野晴臣と高橋幸宏が発起人となり、アルファレコードに「YENレーベル」が作られた。このアルバムはそのYENレーベルが1983年に出したオムニバス。 以来、廃盤と復刻を繰り返している名盤。 

※以下、収録楽曲 
「25 Dec.1983」細野晴臣 /「銀紙の星飾り」ムーンライダース /「Belle Tristesse(妙なる悲しみ)」越美晴 /「Prelude et Choral」上野耕路 /「降誕節」戸川純 /「CE JOUR LA......」ピエール・バルー /「祈り」大貫妙子 /「ほこりだらけのクリスマス・ツリー」伊藤銀次 /「WHITE AND WHITE」立花ハジメ /「ドアを開けたら」高橋幸宏





中学三年生から先、一人暮らしをするまで音楽はカセットテープで聴いていた。実家が倒産し、集めていたレコードはすべて札幌の家に残されたまま二度と私の手には戻らなかったから。そこで居候していた親戚宅の従兄弟からウォークマンを借り、音楽は友人にダビングしてもらっていた。

でもこの「We Wish You A Merry Christmas」は、ダビングしてもらったものではなく、テープを購入した。あの頃、年末年始が近づくと「神様などいない」「欲しいものは自分で手に入れる」と欧米の、日本の、すべての神様に喧嘩を売りまくっていた。でも本当は「私の居場所はどこですか?」とマッチ売りの少女のようにイルミネーションの町、家々の灯を眺めていた。だからせめて自分で自分を温めるようにこのテープを買ったんだと思う。

今でも町にイルミネーションが灯ると胸がキュンとくる。でもマッチ売りの少女はもういない。いるのは、ツラの皮と皮下脂肪を蓄えた「誰だお前」なオバサン。でも家では夫が待っている。私が望んでいたクリスマスやお正月、それは心が痛むことのない日——ただそれだけだったんだ、なんて思う。すべての神様、ありがとう。

皆さま、よいクリスマスを。

2014年12月20日土曜日

澁澤龍彦 ホラー・ドラコニア少女小説集成 全五巻


もう十年以上前に出た本ですが、やっと全巻を揃えました。

澁澤龍彦の文章、そして挿絵にうっとり。まあ、中にはエログロもあり。だって澁澤龍彦だもの。マルキ・ド・サドだもの。それを挿絵にするんだもの。
澁澤龍彦は、サドの翻訳より、ご本人自身の作品のほうが好き。サドはなあ、、、好き嫌いで言えば、嫌い。でも嫌悪に満ちた魅惑、それもあり。


【壱】「ジェローム神父」:マルキ・ド・サド=原作 澁澤龍彦=訳 会田誠=絵
ジェローム神父 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)


【弐】「菊燈台」:澁澤龍彦=著 山口晃=絵
菊灯台 (ホラー・ドラコニア 少女小説集)


【参】「淫蕩学校」:マルキ・ド・サド=原作 澁澤龍彦=訳 町田久美=絵
淫蕩学校 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)


【肆】「狐媚記」:澁澤龍彦=著 鴻池朋子=絵
ホラー・ドラコニア 少女小説集成 狐媚記 (平凡社ライブラリー)



【伍】「獏園」:澁澤龍彦=著 山口晃=絵
獏園 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)


2014年12月18日木曜日

東京スカパラダイスオーケストラ 25th Anniversary Live House Tour 「SKA ME FOREVER」——恵比寿・リキッドルーム

今週火曜日、スカパラのライブに行ってきました。
18時半開場、19時半開演。このぐらいの時間だと仕事帰りにも行きやすい。

客層は十代から六十代ぐらいと幅広かったです。
今回は夫と一緒に。でもお互い好きに観たいので別行動。

折しもみぞれ予報まで出ていた東京。冷たい雨が降る中、リキッドルームに着いてみれば、客の7割超が半袖。皆さん首にタオルを巻いて踊るぜ!な体勢。元気でよろしい。でも私は隅っこで壁を味方に静かに踊る。何故なら汗対策(汗アレルギー持ちです)を怠っていたから。ぬう、、、ボケーとして何も考えてなかった己を呪う。けっこう歌詞付の曲が多かったけど、スカパラは演奏だけのほうが好きだなー。でもやっぱライブはいい。警戒心が強く臆病者の私。音の中にいると安心して体も頭も解放できるのです。


やっぱこの音は踊るしかない!


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一週間に三つのイベントを入れるという暴挙に出てみました。案の定、途中で熱を出しましたが何とか乗り切りました。楽しむのも体力が必要ですね。年内のライブはとりあえずこれで終了。とりあえず、というのは26日の下北沢のカーネーションは行けるか微妙だけど隙あらば行こうとか思ってます。

来年は、人間椅子のライブに行きたいという夫。それ私も行きたい。それから電気グルーヴも絶対、だ。あとはジャズを一回ぐらい行っておきたいし、このところプッチーニにハマっているのでオペラも気になる。しっかり働いて、健康になって、遊ぶぞ!

真冬の邂逅1212——渋谷・七面鳥

先週の金曜日、真冬の邂逅1212に行ってきました。
出演は、西村哲也、大田譲、伊藤隆博、矢部浩志、大田真緒。


これまで行った中で一番小さなライブハウス。自宅に招かれているようなアットホームさ。一人で来ている方も多かったです。私も今回は一人で。
盛りだくさん、サービス満点のライブ。
特に矢部さんのドラムを聴けたのが嬉しかった。

西村さんと大田さんは大学からのつきあいということで、雰囲気的にはこんな感じのライブでした。楽しかったぞー。


こういうスペースでこういう音を聴ける贅沢。聴く側からすれば幸福そのものだけど、何か腑に落ちない。もっと売れてもいいんじゃないのおおおおお!!!

今回だけじゃなく、ぴあに登録しているそこそこ知名度のあるミュージシャンも大半が二次募集、三次募集をかけているし。スカパラもリキッドルームのライブでは二次募集かけていたし、神戸のライブの宣伝を何度もしていたし。

でもまあ、30代以降は仕事や家庭で忙殺されるしなあ。そんで音楽を聴き込んでいる人ほど、行きたいライブのすべに行ってたらお金と時間がいくらあっても足りなくなるだろうし。そういう私もここ数年はライブに足を運んでなかったし。私も東京で暮らしているんだからもっと貪欲になろう、と心に誓ったのであります。

みどり人・連ドラ風四話完結公演「スノードロップ」第三話と最終話——新宿・SPACE雑遊

もう一週間以上前になりますが、先週の火曜日、劇団「みどり人」の「スノードロップ」を観てきました。連ドラ風ということで、第一話、第二話があったのですが、こちらは観てません。今回の公演だけでも楽しめたけど、やはり最初から観たかった。


お話は復讐劇。

この舞台のタイトルであるスノードロップの花言葉は希望。しかし、贈り物にすると「あなたの死を望みます」に変る。何とも味わい深い花言葉。


復讐、報復、仇討ち、仕返し..
定義はビミョーに違ってくるが、いずれもやられたその場でやり返すことではない。その場でもやり返したかもしんないけど、納得いかねえ!と後からやり返すことを言う。そしてそれをやるのは本人とは限らない。

今回のお話は、本人ではなく、その母が復讐する側となる。劇中、彼女は毎度同じものしか食べない(らしい)。そして「なぜ」「どうして」を繰り返す。そっち行っちゃダメえええ!!と心の中で思う私。一見、何てことのないシーンだけど描写にリアリティあったなー。


さて。私は、楽に楽しく生きることばかりを考えている。ノーテンキに暮らしてえ。でもそれは、楽じゃない楽しくない状況をどう扱うか、という話だったりもする。そして、楽になど、楽しくなど、幸せになどなりたくない、という状況に陥った時にどーするよ?という話もあったりする。なかなかどうして難しい。

希望。実はあまり好きな言葉ではない。そんなものなど必要ないまま暮らしていけたらいいなあ、などと舞台を見終えた新宿の町を歩きながら思っていたのでありました。

2014年12月1日月曜日

調布飛行場とプロペラカフェ

国立天文台三鷹キャンパスに続き、今回は調布飛行場
調布飛行場は、国立天文台三鷹キャンパスから徒歩20分ほどの場所にあります。

地図やガイドブックを眺めては気持ち良くなる妄想ツーリストの私。もちろん飛行場も大好物。そこから旅立てれば最高かもしれないけど、そうじゃなくてもかまわない。煩わしいことは一切抜きにして、のんきに妄想を膨らませるのが楽しいのだ。


調布飛行場の外から。富士山がきれいでした。
「年に二度ぐらいダイヤモンド富士も見えるらしいですよー」
と通りかかった女性に教えていただきました。

調布飛行場ターミナル。
大島、新島、神津島、三宅島へ運航。
便数は一日に三、四便とけっこう多い。

ターミナル内ロビーにはご当地土産品の自動販売機も。
大島(椿油、粗塩)、新島(ペペロンオイル、くさや)、
神津島(あしたば味噌、岩のり)、
三宅島(あしたば佃煮、あしたば炊き込みごはんの素)。
価格は500円から1050円。


展望デッキもありますが、今回は立ち寄らず。何故ならば——そう妄想「カサブランカ」がしたかったから。日没前にターミナルから徒歩10分ぐらいの場所にあるプロペラカフェへ移動。こちらへは何度も来ているけど、いつも昼間。やはり妄想サブランカを楽しむには夜でなくては。



格納庫が見える感じが何ともカサブランカなわけで。時折入る無線の音とかがまた盛り上がるわけで。羽田じゃダメなのよおう。
格納庫も一部ですが入れます。
ちびっ子パイロット撮影用の上着なども置いてある。


窓際の席に着席。美しい夕焼け。でも「濃霧にならないかなあ」などと思いつつ。

注文したプロペラパフェ。税込み600円。
思いのほかでかい。ガッツリ派の私も怯むボリューム。
間にはさまっているゼリーのおかげで何とか完食。
この日は朝から何も食べてなくて、思わずメニューで一番派手なこれを注文。この次点でカサブランカ失格。「君の瞳に乾杯」とまではいかなくても、せめてコーヒーだよなあ。妄想は中途半端に終了。飛行機の発着時刻から夜間飛行を見れないことは承知していたけど、次回はせめて霧雨の降る日に来るとしましょう。こちらの閉店は18時なので妄想カサブランカをしたい方は11月下旬から冬至までの来場をお勧めします。


調布から川崎方面、或は三鷹方面、どちらも好きな場所。前に京王多摩川と稲田堤のことを書きましたが、そのうち深大寺や野川近辺のことなども。

2014年11月29日土曜日

天王星観望会――国立天文台三鷹キャンパス

先週の土曜日、国立天文台三鷹キャンパス定例観望会に参加してきました。


今回の観望会は天王星。数日前まで雨予報でヤキモキしたけど晴れてくれました。
会場には質問コーナーもありました。


50cm望遠鏡のある建物。


受付後、まずは15分程度の解説。この後、上の画像の場所まで移動します。
解説開始前。解説開始から先の撮影、録画は禁止。
それにつけても参加していた小学校低学年らしきお子らの博識さに恥ずかしくなる。
私は惑星の定義すら曖昧。


天王星は、地球の約4倍の大きさ。地球から30億kmの距離にあり、ジェット機で300年以上、徒歩で9万年かかるそう。天王星と海王星の情報はほとんどないそうで、その理由の一つとして周回探査機の電力源確保が困難とのこと。日本は未だ惑星への探査機投入に成功してませんが、2015年12月7日に金星軌道投入に再度チャレンジがある模様。ガンバレニッポン。


グループごと二列になって係員の誘導で移動。
画像は帰り道。
デジカメだと光を拾ってくれるけど、肉眼ではほぼ真っ暗。
敷地内の照明は最小限、足下さえほとんど見えない。


いよいよ観望。
50cm望遠鏡で観た天王星は——つるーんとした白い点
や、わかってはいたけれども。潔すぎるぐらいツンツルテン。しかも小さい。

「月でも何でもいいから、テクスチャがわかる天体が観たい」と夫。誘った星が天王星だったのがマズかったか、、、「次はM42なんてどう?」と返してみるが「冬は寒いからヤ」とのこと。ってことで次回は一人で。


小望遠鏡ではアルビレオも観測。アルビレオは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくるアルビレオ観測所のそれ。はくちょう座のくちばし部分の星であることから別名「くちばしの星」と言われるそう。


窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、
黒い大きな建物が四棟ばかり立って、その一つの平屋根の上に、
眼もさめるような、青宝玉(サファイア)と黄玉(トパーズ)の大きな二つのすきとおった球が、
輪になってしずかにくるくるとまわっていました。
——宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より——

肉眼では見えないこのサファイアとトパーズを観られただけでも来てよかった。あと肉眼でもはっきり「夏の第三角(こと座、わし座、はくちょう座)」が確認できたのは嬉しかったなー。「秋の四辺形(ペガスス座α星、ペガスス座β星、ペガスス座γ星、アンドロメダ座α星)」は残念ながら見えませんでした。



夜の観望会もいいけれど、昼間もかなりいい。ほかにもイベントが多数ある模様。イベントに参加できなくても公開施設を見て回るだけで十分な見応えです。

天文台歴史館。
第一赤道儀室。
この時期、紅葉も見事です。


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春の夜、ご機嫌なんだか寂しいんだか自分でもよくわからないような夜、夜空を見上げて「星に願いを」をよく口ずさんでいたりする。凍えるような寒い夜は、サミュエル・バーバの「弦楽のためのアダージョ」が脳内再生される。

青すぎる空も切ないけど、澄み切った夜空も切ない。そんな空を見上げる自分が切ないのかもしんない。南の島で好きな人と一緒に見る満天の星空はまた趣が違うのかな。でもきっと夜空なんて一人で見上げるようなものだとも思う。


2014年11月19日水曜日

エアロバイク購入

エアロバイクを購入しました。ヤマトスポーツYMC-3100シリーズ

外での運動は、何かと条件に左右されがち。エアロバイクなら、天候、気温、時刻を問わずいつでもできる。体調次第ですぐに中断できるし再開もできる。と、いうことで購入に踏み切りました。こちらのメーカーにした理由は、背もたれがあり、価格が手頃だったこと。音もほとんどしないので共同住宅でも問題なし。

まずは一日1回10分。
両手が自由なので本を読んだり、音楽を聴きながら妄想ライブを楽しむ。

体力自慢の私。高尾山ぐらいなら小走りで登り、帰宅後もフル稼働で家事をし、あまつ深夜からが本番とばかりにケーキを焼いたり、裁縫をしたりしていた。しかし、それは数年前の話。現状といえば調子こいて電車で外出すれば翌日は寝込む有様。はい、ライブやらの翌日は少なくとも日中の仕事は入れれません。こんな状態なのでガッツリ運動は自殺行為だけど、ダラダラし放題も中年女的にヤバい。

ってことで、日常に運動を盛り込む作戦。歯磨きをしながら開脚。ドライヤーをかけながら濯機に足を乗せて膝を伸ばす。お湯が沸くまで、キッチンタイマーが鳴るまで、そんな数分間にチューブやダンベル。エアロバイクも必死に漕ぐというより、音楽を聴くついでにちょろっと漕ぐ感じかな。効果云々よりも「気持ちいいなー」を重視ってことで。

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日曜日は武術の先生が秋田から上京。挨拶だけさせていただきました。そして、いただいたレベルを一度お返ししてきました。稽古に復帰するには時間がかかりそうなので、これはもうゼロからやり直したほうがよいな、と。それを受け入れてくださった先生に感謝です。稽古をお休みしている間もできることはたくさんあるので、こちらも徐々にやっていくぞー。

2014年11月12日水曜日

THE GROOVERS/カーネーション――吉祥寺 ROCK JOINT GB

久々の長い休日をとれた最終日の日曜、ライブへ行ってきました。

一発目。「愛のさざなみ」からはじまり、「OOH!BABY」に突入。もうここで「来てよかったよ!」と背筋がゾクゾク。夏以降、カーネーションのCDも聴き続けているわけですが、ライブはまた別物。ライブハウスに通いはじめたばかりの高校生のように、カーネーションのライブが楽しくて楽しくて仕方ない私。私にとって音楽ってこんなに重要だったのかー、と知る四十後半。

そしてグルーヴァーズ。何かこちらも凄いやね、と思ったら、メンバーは、P-MODELや頭脳警察にも参加、と後から夫に教わる。実力派迫力のツーマン。でもステージのおっさんたちは、やんちゃ盛りの中学生男子のようでもあり、、、ラブリーだあああ!緊張と弛緩。何とも贅沢なライブを満喫させていただきました。



愛のさざなみ。前日8日は島倉千代子さんの一周忌。島倉さんを偲んでの曲でした。


グルーヴァーズでARROW。

12月だけのクリスチャン。


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ライブは日曜日、ということで夫も一緒に。帰宅後、おさらいのように二組の音楽をかけつつ軽く食事。私は就寝前に珍しくもラムをひと口。そして島倉千代子さんの曲を数曲聴いて床につきました。いい夜でした。

2014年11月9日日曜日

むかごハンターと秘密の地図

我が家の秋の恒例行事、むかご採り。

そこらに自生しているので、仕事の行き帰り、散歩中、目の端でむかごを探す。帰宅後「どこそこで見つけた」と言っては誇らしげに収穫したブツを見せ合う。大量のむかごを見つけた時は「じゃあ一緒に行こう」などと協力体制に入ったり。
むかごは山芋の球芽で栄養価はほぼ同じ。
血糖値、コレステロール値、高血圧の抑制にもなるそう。

虫食いや小さい物は元の場所に戻して来年を待つ。

むかご(零余子)は、秋の季語。多くの歌が読まれているようです。歌もいいけど、やっぱ食べなきゃね。収穫したむかごの調理はこちら


自分で植えて収穫するのは邪道とは思うが観察したいので植えてみる。ついでに拾ったドングリも植えてみる。ドングリはクヌギ。樹液にカブトムシが集まることで有名ですが、樹皮やドングリで染色もできます。来秋は藍や茜のほかにもドングリ(つるばみ)染色かな。
ドングリは大きくなったら舅の山に植えさせてもらおうか?
などと野望は膨らむ。


むかごの自生場所はこちらで書いたダイスキンに残しています。飲食店やらはGoogleマップに残しているけど、手書きのほうがわかりやすい地図も多い。
日々、情報を蓄積してはニヤリとするのが至福の時。

むかごの自生場所以外にも、食べられるドングリのスダジイ、季節ごとに美しい花を咲かせる場所、「いつか挿し木にしてくれるわ」などと目論む植物のある場所。
触らせてくれる猫がいる通り。触らせてくれない猫のいる通り。キャンキャンと狂ったように吠えてくる犬がいる通り。カラスが頭上を狙ってくる通り。鯉の生息場所。つまりは大好物が詰まった地図。

昨日は外出から戻った夫がまたむかごを収穫して帰宅。季節は晩秋、これが最後の収穫かな。明朝はむかごご飯とさんまの塩焼き。名残の味覚を楽しみます。

2014年11月6日木曜日

スマイルビスコ——江崎グリコ

ネットで検索をかけていたら、こんなものが出てきた。

お馴染みビスコ。そのビスコ坊とロゴの部分をオリジナル画像と文字に置き換えられる。ただそれだけだけど、「ちょっといい」と思うのは、元のパッケージデザインが良いからかな。1箱20個入りで2,530円(税込、送料別)。



※画像は江崎グリコのサイトからお借りしました。

2014年11月4日火曜日

土を振るう休日

コガネムシは金持ちだ~
金蔵建てた、蔵建てた~
飴屋で水飴買ってきた~

コガネムシは金持ちだ~
金蔵建てた、蔵建てた~
子供に水飴なめさせた~


作詞・野口雨情、作曲・中山晋平。黄金虫。
近寄っただけで不幸になりそうな曲である。野口雨情はどんな気持ちで作詞したのだろう。晋平も晋平だ。何もこんな暗いメロディにすることはなかろう。ああ、せめてコガネムシ自身がドヤ顔で歌っていたら。しかし、どうしたって妬みに溢れた他人目線の曲である。こんなふうに他者を妬む人にはなるまい、幼い日の私はそう心に誓っていた。


が、ここ数日、私はこの曲を口ずさみ続けている。それこそコガネムシへの恨み辛みを噛みしめながら歌っている。ベランダの鉢からコガネムシの幼虫がでてきたのだった。
まずは道具を揃える。
振いは三種類の網がついたもの。税込み700円。
この際だからバラは専用の土に委ねてみる。
もう土の配合だのに使う神経は残ってない。

久しぶりの休日。それも一週間超、家事以外の仕事はない。本を読んで、映画を観て、ケーキでも焼いて、体力作りに筋トレを再開して、藍染めに着手し、玉葱染めでトートバッグを縫い、惰眠を貪り、休日最終日はライブへ行く予定だった。

しかし、この幼虫の発見で気侭な休日が一転。幼虫を駆除せねばならない。薬剤を散布すれば容易い。が、生憎、私は虫が嫌いではない。むしろ好きな類いで、最初に幼虫を発見した時は成虫になるまで観察日記をつける気でいた。しかし、コガネムシでググってみれば、幼虫を放置すれば植物の根を食い荒らし枯れさせるという。いくら私でもこれは放置できない。ってことで、土を振いにかけ、幼虫を取り出す作業を延々と繰り返す。

ついでにバラの株分け。
光の加減で葉が黄色く見えるけど真緑で元気いっぱい。
無事根づいてくれるといいなあ。

幸いにもバラの土からコガネムシは発見されず。バラの植え替えは1月の予定だったけど、まあ仕方ない。2週間ゆっくり土に馴染ませ、それから栄養補給。来年はコガネムシ侵入前に対策を講じねば。振いにひっかかったモッチモッチした奴らは、ペットボトルに入れ乾かぬように上から土をかける。作業終了後、河原へ捨て子の予定。運が良ければ成虫になれるだろう。

荒んだ心を癒すため、チューリップとアネモネを植えてみる。

まだまだ作業は続きます。一番厄介なのは、我が家の長老ソングオブジャマイカ。たぶん、鉢をブッ壊さないと植え替えできない。さて、どうするか。

気温が下がってきたとはいえ、ベランダで長時間太陽光に当たっていると熱が出て湿疹がドバー。でも木曜日から雨予報の東京。休日後半をゆっくり過ごすため、ここは一つ頑張ります。

2014年10月19日日曜日

小岩井純水果汁シリーズのパッケージ

小岩井純水果汁シリーズのパッケージが可愛い。


まずボトルキャップが可愛い。
全部で何種類あるのかな。今のところ6種類を発見。


全体も可愛い。
「ぶどう」「みかん」「りんご」の文字に何だかホッとする。
このジュースの色もいい。


ベルマークだって可愛いんだから。
ベルマークのデザインではダントツの可愛さ。
定期的に変っているのも素晴らしい。
キリン生茶のパンダ、キョロちゃんも健闘中。


このシリーズは、もう何年も前にベルマークのデザインにしびれて購入。もちろんユーザに向けてのデザインだけど、デザイナーへのエールにも思えてならない。私も眺めては癒され、そして奮起させられるのであります。

2014年10月6日月曜日

靴下の場所

前回に続き、家事ネタです。
実験野郎の夫。家のなかの便利グッズも作ってくれます。今回は靴下吊るし。最初に作ってくれたのは5年以上前ですが、その改良版です。

夫の靴下は箪笥ではなくここが定位置。ひと目で靴下を選べるし、洗濯バサミで留めているのでゴムも劣化しにくい優れ物。靴下が常に表に出ているのはどうよ?という話もありますが、実用優先で。

夫の「室内干し用に作ったんだけど」との言葉は軽くスルー。これからの季節、厚手の靴下はなかなか乾かないので、半乾き状態でもこれに吊るしておけばOK。作り手の意図はここで反映ってことで。

材料は100均で調達の模様。
レジ袋をひっかけて使うタイプのゴミ箱。
ワイヤー。洗濯バサミ。


靴下の収納は厄介。
気を抜くとすぐに、松本人志が昔ラジオで言っていた靴下墓場状態に。

靴下はクルッと丸めて収納するとゴムが劣化しやすい。小さなクリップでまとめていた時期もありますが、定着しませんでした。何故なら、夫はグチャグチャにしながら選ぶため、そのたびにクリップが外れる。小さな収納ボックスに収めてみたりもしたけど結果は同じ。

夫に「きちんとして」と言えばいいのかもしれないけど、それはヤ。生活習慣は一朝一夕で直るものではないし、都度口喧しく注意するなんてまっぴらご免。仕事では言いたくないことも言わなきゃならないから、家でぐらい私も静かに暮らしたい。躾をしなきゃいけない子供がいるわけじゃなし、我が家は「気になる人がやる」方式を採用。ってことで、洗濯のたび靴下をごっそり出して入れ直していましたが、その作業から解放!グッバイ、靴下墓場!ビバ、靴下吊るし!


2014年9月27日土曜日

毎日の掃除

前にも少し書きましたが、普段は箒と雑巾で掃除しています。掃除機を使わないのは、音と匂いがヤだから。何より箒だといつでも掃除できるのが気に入ってます。


朝に箒でササッと掃いて、夜にまたササッと掃く。真夜中だっていつだって気になったらササッ。疲れ切って拭き掃除をさぼってしまえ!な日でも箒なら頑張れる。
茶殻の代わりにチラシや情報紙を水で濡らして使用。
こうやって掃いてからだと拭き掃除も楽です。 


新聞をとってないので、チラシや地域の情報紙を大量にストック。掃き掃除や窓拭きのほか、野菜を包んで冷蔵庫に保存したり、この上でジャガイモの皮を剥いたり。重宝しています。
一枚一枚集めるのは大変なので、
設置期限の切れた情報紙を大量に貰ってくるように。
一応、モザイクをかけてみるが、怪しげな画像になったなコレ。


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独身の頃、不安定極まりない自分を持て余し、何とかしたいと悪戦苦闘していた。生活のすべてを見直しているうち、精神状態が不安定な時は決まって部屋が雑然としていると気づいた。

それから掃除に血道をあげてみる。掃除がしやすいよう、本数百冊を収めても余りある収納力抜群の部屋にも引越し。部屋はいつもスッキリピカピカ。こころなしか気持ちにも余裕ができたように思う。

が、結婚と同時に振り出しに戻る。夫の持ち物は、PCだけで数十台。ほかの荷物も推して知るべし。床ではケーブルがトグロを巻き、CDは雪崩を起こし、読みかけの本は散乱し、チャイムが鳴るたび夫宛に届く段ボールはその時々にハマっているブツ。また実験野郎でもある彼は何の前触れもなく部屋をぐっとんぐっとんにいじり倒す。

キイイイ!といきたいところだが、私のやり方を押し付けるのはいかがなものか。黙って見守ること9年半。やっぱ無理!ということで夫部屋を用意。思う存分、そこで物を増やすがいい。それでも次第に居間にも寝室にもはみ出してきたけど、もうへーちゃら。多少部屋が汚くても気にしない。気づけば、すっかり安定しきったオバサンがいる。これはこれで大問題。

2014年9月26日金曜日

オワリカラ×カーネーション――下北沢CLUB Que

またもライブへ行ってしまいました。前日まで行く予定はなかったのですが、、、「オワリカラも絶対にお勧めです!」と囁かれれば、行くしかない!四十を過ぎてからの教訓、若い人のお勧めには乗っておけ。


立て続けにカーネーションのライブに行っているわけですが、今回もしびれまくる。そして9/25からLIVE CARNATION 「LOUD AND BEAUTY配信開始。これは買い。今はYouTubeとかで音楽や映像を無料で楽しめるけど、良い物にはお金を落とさねばですよ、みなさん。



ヤング・ワイズ・メン。この曲、好きだったのよ。ライブで聴けて本望。



そしてオワリカラ。例によってYouTubeで事前学習。想像以上に飛ばしてきてよかったなあ。こうでなくっちゃ!私自身がハマるかはまだわからない。でもオワリカラが気になっている人は絶対にライブは行っとけ!

ドアたち



2014年9月23日火曜日

結婚記念日

結婚して18年だか19年が経つ。20年にはなってないはず。いい加減。
こんなだから結婚記念日のイベントもない。
「早いもんだね」なんてことを言って終了。
結婚翌年からそうだった気がする。
こんなやり取りができるから、記念日はあっていいな、と思う。

でもたまには何か用意しようかな。来年は、花とかケーキとかシャンペンとか。
夫は面倒くさそうな顔をするだろうな。
私も空々しい気分になるんだろうな。
それはそれで面倒くさくて空々しい19年目だか20年目だったね、とすればいっか。

何はともあれ、明日もまた無事に「おかえりなさい」が言えますように。
とりあえずそんなことを思う結婚記念日。

2014年9月18日木曜日

刑務所の中――崔洋一・監督、主演・山崎努、原作・花輪和一

原作、花輪和一。花輪和一が銃砲刀剣類不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年で服役した際の体験をマンガにしたものの映画化。2002年公開。マンガが面白かったのでこちらも観てみました。


主演の山崎努。同室のムショ仲間には、昨年話題の大和田常務の香川照之、ゴローちゃんこと重松豊もいるし、大杉蓮など脇役が豪華!一癖も二癖もある役者の抑えた演技がたまらん。こういう話が好きです。刑務所物お馴染み、嘘つきや密告者もいるにはいるんだけど、些細な出来事として日常に飲み込まれていく。ドラマチックな展開があるわけじゃなく、淡々と日々を描いているようなもの。人によっては退屈かもしれないぐらい緩い。

切なさも、「ここに来て生まれてはじめて年越し蕎麦食ったなあ」ぐらいがいいの。YouTubeではフル動画もありました。



刑務所といえば有名なのが「ショーシャンクの空に」。名作ですが、どーにも苦手。まず「無実の罪」という設定がいたたまれない。過酷な環境に耐えて忍んで、、、辛い、辛過ぎる。こういうドロドロした話が物凄く苦手。DVDで観ましたが、途中何度も逃亡。よわむち。苦手満載の映画ではありますが、どこがよかったかといえば、レコードをかけるシーン。クライマックスの物理的な解放はヤッター!ではあるのだけどね。

刑務所ものではないけど(いや刑務所にも入るけど)、いたたまれないといえば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。こちらも冤罪もの。ショッキングなラストではあるけど、後味が最悪かと言えばそうは思わない。幸福の王子、人魚姫、鉄腕アトム、ジャングル大帝、、、。子供の頃に慣れし親しんだそれらのラストにも似ている。

愛とは。自由とは。願いとは。欲望を削ぎ落し最後に残るものとは。——普段、こういうテーマは避けて通ってます。心身の消耗が半端ないので、私自身にそれなりの準備やフォローが必要。最近、映画をあまり観なくなったのはそのためかもしれない。それでも次に映画で観ようと決めているのは9月6日公開の「イヴ・サンローラン」。華やかで、さぞ混沌としているのでしょう。不幸な話やドロドロは苦手だけど、芸術家のそれは別。ふふふ、苦しめ。

2014年9月15日月曜日

筒井康隆・朗読会――世田谷文学館

日曜日に企画イベント一つ筒井康隆・朗読会に行ってきました。往復はがきで申し込み当選。1,000円でワンドリンク付。

世田谷文学館。京王線芦花公園駅から徒歩5分程度。
館内からの眺め。
比較的小さな施設ですが管理が行き届いてます。

朗読作品は、2014年1月発表「ペニスに命中」。「SFではないんですけどね」と前置き。その内容は――痴呆のはいったジイサン、息子へ渡さねばならない200万円を失敬し、交番で拳銃も失敬し、さあ町へレッツゴー!

途中、主人公のジイサンが様々なキャラになりきるのだけど、それがまた上手い。特に笠智衆がよかったな~。滑舌も良く、テンポも絶妙。落語でも一時間ともなると大ネタ。身振り手振りがないとはいえ、八十才であの朗読は凄い。朗読終了後、サッと立ち、手をあげ去っていく。くーっ、ダンディ!アッという間の一時間でした。唯一残念だったのはマイクの音が小さすぎたこと。美しい館内、スタッフの丁寧な対応、来場者のマナー、どれも良かっただけにもったいなかったです。


お約束のミュージアムショップでホシヅル〜。
税込み980円。

私にとってSFといえば、星新一と筒井康隆。2001年宇宙の旅でもスターウォーズでもないのです。筒井康隆との出会いは小学6年生の時に読んだ宇宙衛星博覧会。しびれた。それから七瀬シリーズにはまり、時をかける少女へと続く。星新一が乾いた毒なら、筒井康隆は粘膜にくるのよねえ。

「純粋なSF作家といえば小松左京じゃないかな」「星新一と筒井康隆は純文学的要素も多いよ」と夫。ほうほう。残念ながら小松左京は読んだことがありません。中学2年生ぐらいから次第にSFへの興味は薄れてしまいました。以降、読んだのはタイタンの妖女ぐらい。今、読んだらまた違うのかな。機会を見つけて読むとしましょう。


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2014年9月12日金曜日

江ノ島沿線の町

江ノ島へ向かう路線。
二十代半ば、この沿線で恋人と同じマンションに暮らしていた。
「二度とここへは来ない」そう思っていた町に二十年以上振りに降り立った。


隣駅を出る頃、「お昼はどうする?」と言う夫に「次で降りて食べようか」となり、急きょ途中下車。「せっかくだしマンションでも見にいきますかー」と提案したものの、はじめての町のようにどちらに向いて歩き出してよいのかわからない。それでも特徴のある交差点にさしかかり、あと数十メール先にマンションがあるだろうと確信した時に雷が鳴り、駅へと引き返した。そうそう、こんなもんだよ。


恋が終わるたび、忘れ去ることが最後にできる唯一だと思っていた。
忘れようと思うことが、思い出すことだとわかっていても、そう思うしかないじゃない。酒を煽り、友だちと「デブになれー!」「ハゲてしまえー!」とささやかな呪いをかけては泣いて笑って夜が深ける。そんな夜を繰り返し、やがて「もう関係ない」となり、「いたね、そういう人」となるまで根性かけて忘れる。


「にしても、グッとくるかと思ってたんだけどなあ」と私。
「そういうのって一人胸に秘めておくものじゃないの?」と呆れ顔の夫。
へへへー。胸にも腹にも溜めておけない性分は君が一番知っているはず。


見晴らしのよい、水はけのよい場所に身を置きたい。
年を重ねるごとに、アレコレとやらかすたびに、その思いは強くなる。
だからあの町のことだけが引っかかっていた。
逃げるように去った町。
現実を受け入れられなかった町。
何もかも見えなくなっていた町。
私が私を信じられなくなった町。
ああ、つまりは私自身への決着だったのか。


結局、懐かしさも痛みも切なさもやってこなかった。何の感情も動かないことに感慨深くなっただけだった。おまけに自分と町への気持ちを確認するだけで彼の顔の一つも思い出さなかったと気づき「スゲーなお前」と私の中の私に唖然とする。忘れるにしても限度があるだろう。薄情とはこのことか。まあ薄情も情のうち、だ。


夫に「ごめんよおう」と言いつつ、駅前のトンカツ屋で食事をし、再び電車に乗り江ノ島へ向かう。もうここには来ないだろうなあ、なんてことをまた思う。うん、来てもいいし、来なくてもいい。やっと私の二十代が終わった。

2014年9月8日月曜日

ACOUSTIC CARNATION in 江ノ島 2014——虎丸座

先週の土曜日、7月に続きカーネーションのライブへ。今回は夫も一緒です。


毎年恒例という江ノ島でのライブは、緩くて濃かった。ライブハウスのギラギラしたコーフンもいいけど、リラックスして音を楽しむのもいいなあ。強くて濃い酒がほしくなりました。
虎丸座より江ノ島を臨む。
防音でガチガチに固められたライブハウスとは雰囲気がまるで違う。



直枝さんとブラウンノーズで岡村ちゃんの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」。楽しくないわけがない。



大田さん父娘によるローザの「橋の下」。大田譲さん、かっこうええ。。大田真緒さんの声もまたいいのよ。「ローザでくるとは」と呟くのは、ボ・ガンボスの解散ライブも行った夫。



アンコールは、The end of summer。



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2014年9月5日金曜日

香りのないバスフィズを作る

小幡有樹子・著「手づくり入浴剤」からバスフィズを作りました。シュワシュワっと溶ける炭酸入浴剤です。


コロンとした形にしたかったのでミニサイズの紙コップで。
テストでは無事シュワシュワしました。今夜の入浴が楽しみ。

本書の「ローズマリー&レモンのバスフィズ」を精油抜きで作りました。精油を加えなかったのは、香りのついたお風呂が苦手だから。柚子湯や菖蒲湯は好きだけど、やっぱりさら湯が一番!さら湯は身の毒、と言われるそうですが、天然塩をひとつまみ入れると良いのだとか。忘れそうなのでお風呂場に塩入れを用意するかな。



お風呂と関係ありませんが、前回書いたバラが咲きました。
確かに春咲きより小振りで色が濃い。

2014年9月2日火曜日

バラの消毒と藍の収穫開始

久しぶりに晴天の東京。今日はバラの消毒と藍の初収穫。背中を痛めたり、天気が悪かったりと予定より半月遅れ。


昨秋に挿し木から育てはじめたバラ。それにしても育ちました。推定120cm。
所々に虫食いがあるものの、葉もたっぷりで夏バテなしの模様。

蕾もついた。
秋のバラの特徴は小振りで色が濃く花持ちが良いのだとか。

消毒薬を散布。裏側にもすりすり。
画像を見て気づきましたが軍手が逆さま。


今日は藍も収穫。一昨年は生葉染めにしましたが、今年は干します。さて、問題はここから。苛性ソーダを使ったハイドロ建てにするか、木灰や日本酒などを使う灰汁醗酵建てにするか。ハイドロ建てなら苛性ソーダは家にあるし、手順さえ守ればそれなりに染まるだろう。一方、灰汁醗酵建ては恐ろしく手間ひまがかかる上、きっと失敗する。気持ちはほぼ固まっているのですが、とりあえず藍をすべて収穫して干し終えるのが先。

ダイソーの干物ネットを使用。
食品を干すには間口が狭いけど、藍なら気にならない。