もう一週間以上前になりますが、先週の火曜日、劇団「みどり人」の「スノードロップ」を観てきました。連ドラ風ということで、第一話、第二話があったのですが、こちらは観てません。今回の公演だけでも楽しめたけど、やはり最初から観たかった。
お話は復讐劇。
この舞台のタイトルであるスノードロップの花言葉は希望。しかし、贈り物にすると「あなたの死を望みます」に変る。何とも味わい深い花言葉。
復讐、報復、仇討ち、仕返し..
定義はビミョーに違ってくるが、いずれもやられたその場でやり返すことではない。その場でもやり返したかもしんないけど、納得いかねえ!と後からやり返すことを言う。そしてそれをやるのは本人とは限らない。
今回のお話は、本人ではなく、その母が復讐する側となる。劇中、彼女は毎度同じものしか食べない(らしい)。そして「なぜ」「どうして」を繰り返す。そっち行っちゃダメえええ!!と心の中で思う私。一見、何てことのないシーンだけど描写にリアリティあったなー。
さて。私は、楽に楽しく生きることばかりを考えている。ノーテンキに暮らしてえ。でもそれは、楽じゃない楽しくない状況をどう扱うか、という話だったりもする。そして、楽になど、楽しくなど、幸せになどなりたくない、という状況に陥った時にどーするよ?という話もあったりする。なかなかどうして難しい。
希望。実はあまり好きな言葉ではない。そんなものなど必要ないまま暮らしていけたらいいなあ、などと舞台を見終えた新宿の町を歩きながら思っていたのでありました。