2014年9月27日土曜日

毎日の掃除

前にも少し書きましたが、普段は箒と雑巾で掃除しています。掃除機を使わないのは、音と匂いがヤだから。何より箒だといつでも掃除できるのが気に入ってます。


朝に箒でササッと掃いて、夜にまたササッと掃く。真夜中だっていつだって気になったらササッ。疲れ切って拭き掃除をさぼってしまえ!な日でも箒なら頑張れる。
茶殻の代わりにチラシや情報紙を水で濡らして使用。
こうやって掃いてからだと拭き掃除も楽です。 


新聞をとってないので、チラシや地域の情報紙を大量にストック。掃き掃除や窓拭きのほか、野菜を包んで冷蔵庫に保存したり、この上でジャガイモの皮を剥いたり。重宝しています。
一枚一枚集めるのは大変なので、
設置期限の切れた情報紙を大量に貰ってくるように。
一応、モザイクをかけてみるが、怪しげな画像になったなコレ。


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独身の頃、不安定極まりない自分を持て余し、何とかしたいと悪戦苦闘していた。生活のすべてを見直しているうち、精神状態が不安定な時は決まって部屋が雑然としていると気づいた。

それから掃除に血道をあげてみる。掃除がしやすいよう、本数百冊を収めても余りある収納力抜群の部屋にも引越し。部屋はいつもスッキリピカピカ。こころなしか気持ちにも余裕ができたように思う。

が、結婚と同時に振り出しに戻る。夫の持ち物は、PCだけで数十台。ほかの荷物も推して知るべし。床ではケーブルがトグロを巻き、CDは雪崩を起こし、読みかけの本は散乱し、チャイムが鳴るたび夫宛に届く段ボールはその時々にハマっているブツ。また実験野郎でもある彼は何の前触れもなく部屋をぐっとんぐっとんにいじり倒す。

キイイイ!といきたいところだが、私のやり方を押し付けるのはいかがなものか。黙って見守ること9年半。やっぱ無理!ということで夫部屋を用意。思う存分、そこで物を増やすがいい。それでも次第に居間にも寝室にもはみ出してきたけど、もうへーちゃら。多少部屋が汚くても気にしない。気づけば、すっかり安定しきったオバサンがいる。これはこれで大問題。

2014年9月26日金曜日

オワリカラ×カーネーション――下北沢CLUB Que

またもライブへ行ってしまいました。前日まで行く予定はなかったのですが、、、「オワリカラも絶対にお勧めです!」と囁かれれば、行くしかない!四十を過ぎてからの教訓、若い人のお勧めには乗っておけ。


立て続けにカーネーションのライブに行っているわけですが、今回もしびれまくる。そして9/25からLIVE CARNATION 「LOUD AND BEAUTY配信開始。これは買い。今はYouTubeとかで音楽や映像を無料で楽しめるけど、良い物にはお金を落とさねばですよ、みなさん。



ヤング・ワイズ・メン。この曲、好きだったのよ。ライブで聴けて本望。



そしてオワリカラ。例によってYouTubeで事前学習。想像以上に飛ばしてきてよかったなあ。こうでなくっちゃ!私自身がハマるかはまだわからない。でもオワリカラが気になっている人は絶対にライブは行っとけ!

ドアたち



2014年9月23日火曜日

結婚記念日

結婚して18年だか19年が経つ。20年にはなってないはず。いい加減。
こんなだから結婚記念日のイベントもない。
「早いもんだね」なんてことを言って終了。
結婚翌年からそうだった気がする。
こんなやり取りができるから、記念日はあっていいな、と思う。

でもたまには何か用意しようかな。来年は、花とかケーキとかシャンペンとか。
夫は面倒くさそうな顔をするだろうな。
私も空々しい気分になるんだろうな。
それはそれで面倒くさくて空々しい19年目だか20年目だったね、とすればいっか。

何はともあれ、明日もまた無事に「おかえりなさい」が言えますように。
とりあえずそんなことを思う結婚記念日。

2014年9月18日木曜日

刑務所の中――崔洋一・監督、主演・山崎努、原作・花輪和一

原作、花輪和一。花輪和一が銃砲刀剣類不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年で服役した際の体験をマンガにしたものの映画化。2002年公開。マンガが面白かったのでこちらも観てみました。


主演の山崎努。同室のムショ仲間には、昨年話題の大和田常務の香川照之、ゴローちゃんこと重松豊もいるし、大杉蓮など脇役が豪華!一癖も二癖もある役者の抑えた演技がたまらん。こういう話が好きです。刑務所物お馴染み、嘘つきや密告者もいるにはいるんだけど、些細な出来事として日常に飲み込まれていく。ドラマチックな展開があるわけじゃなく、淡々と日々を描いているようなもの。人によっては退屈かもしれないぐらい緩い。

切なさも、「ここに来て生まれてはじめて年越し蕎麦食ったなあ」ぐらいがいいの。YouTubeではフル動画もありました。



刑務所といえば有名なのが「ショーシャンクの空に」。名作ですが、どーにも苦手。まず「無実の罪」という設定がいたたまれない。過酷な環境に耐えて忍んで、、、辛い、辛過ぎる。こういうドロドロした話が物凄く苦手。DVDで観ましたが、途中何度も逃亡。よわむち。苦手満載の映画ではありますが、どこがよかったかといえば、レコードをかけるシーン。クライマックスの物理的な解放はヤッター!ではあるのだけどね。

刑務所ものではないけど(いや刑務所にも入るけど)、いたたまれないといえば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。こちらも冤罪もの。ショッキングなラストではあるけど、後味が最悪かと言えばそうは思わない。幸福の王子、人魚姫、鉄腕アトム、ジャングル大帝、、、。子供の頃に慣れし親しんだそれらのラストにも似ている。

愛とは。自由とは。願いとは。欲望を削ぎ落し最後に残るものとは。——普段、こういうテーマは避けて通ってます。心身の消耗が半端ないので、私自身にそれなりの準備やフォローが必要。最近、映画をあまり観なくなったのはそのためかもしれない。それでも次に映画で観ようと決めているのは9月6日公開の「イヴ・サンローラン」。華やかで、さぞ混沌としているのでしょう。不幸な話やドロドロは苦手だけど、芸術家のそれは別。ふふふ、苦しめ。

2014年9月15日月曜日

筒井康隆・朗読会――世田谷文学館

日曜日に企画イベント一つ筒井康隆・朗読会に行ってきました。往復はがきで申し込み当選。1,000円でワンドリンク付。

世田谷文学館。京王線芦花公園駅から徒歩5分程度。
館内からの眺め。
比較的小さな施設ですが管理が行き届いてます。

朗読作品は、2014年1月発表「ペニスに命中」。「SFではないんですけどね」と前置き。その内容は――痴呆のはいったジイサン、息子へ渡さねばならない200万円を失敬し、交番で拳銃も失敬し、さあ町へレッツゴー!

途中、主人公のジイサンが様々なキャラになりきるのだけど、それがまた上手い。特に笠智衆がよかったな~。滑舌も良く、テンポも絶妙。落語でも一時間ともなると大ネタ。身振り手振りがないとはいえ、八十才であの朗読は凄い。朗読終了後、サッと立ち、手をあげ去っていく。くーっ、ダンディ!アッという間の一時間でした。唯一残念だったのはマイクの音が小さすぎたこと。美しい館内、スタッフの丁寧な対応、来場者のマナー、どれも良かっただけにもったいなかったです。


お約束のミュージアムショップでホシヅル〜。
税込み980円。

私にとってSFといえば、星新一と筒井康隆。2001年宇宙の旅でもスターウォーズでもないのです。筒井康隆との出会いは小学6年生の時に読んだ宇宙衛星博覧会。しびれた。それから七瀬シリーズにはまり、時をかける少女へと続く。星新一が乾いた毒なら、筒井康隆は粘膜にくるのよねえ。

「純粋なSF作家といえば小松左京じゃないかな」「星新一と筒井康隆は純文学的要素も多いよ」と夫。ほうほう。残念ながら小松左京は読んだことがありません。中学2年生ぐらいから次第にSFへの興味は薄れてしまいました。以降、読んだのはタイタンの妖女ぐらい。今、読んだらまた違うのかな。機会を見つけて読むとしましょう。


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2014年9月12日金曜日

江ノ島沿線の町

江ノ島へ向かう路線。
二十代半ば、この沿線で恋人と同じマンションに暮らしていた。
「二度とここへは来ない」そう思っていた町に二十年以上振りに降り立った。


隣駅を出る頃、「お昼はどうする?」と言う夫に「次で降りて食べようか」となり、急きょ途中下車。「せっかくだしマンションでも見にいきますかー」と提案したものの、はじめての町のようにどちらに向いて歩き出してよいのかわからない。それでも特徴のある交差点にさしかかり、あと数十メール先にマンションがあるだろうと確信した時に雷が鳴り、駅へと引き返した。そうそう、こんなもんだよ。


恋が終わるたび、忘れ去ることが最後にできる唯一だと思っていた。
忘れようと思うことが、思い出すことだとわかっていても、そう思うしかないじゃない。酒を煽り、友だちと「デブになれー!」「ハゲてしまえー!」とささやかな呪いをかけては泣いて笑って夜が深ける。そんな夜を繰り返し、やがて「もう関係ない」となり、「いたね、そういう人」となるまで根性かけて忘れる。


「にしても、グッとくるかと思ってたんだけどなあ」と私。
「そういうのって一人胸に秘めておくものじゃないの?」と呆れ顔の夫。
へへへー。胸にも腹にも溜めておけない性分は君が一番知っているはず。


見晴らしのよい、水はけのよい場所に身を置きたい。
年を重ねるごとに、アレコレとやらかすたびに、その思いは強くなる。
だからあの町のことだけが引っかかっていた。
逃げるように去った町。
現実を受け入れられなかった町。
何もかも見えなくなっていた町。
私が私を信じられなくなった町。
ああ、つまりは私自身への決着だったのか。


結局、懐かしさも痛みも切なさもやってこなかった。何の感情も動かないことに感慨深くなっただけだった。おまけに自分と町への気持ちを確認するだけで彼の顔の一つも思い出さなかったと気づき「スゲーなお前」と私の中の私に唖然とする。忘れるにしても限度があるだろう。薄情とはこのことか。まあ薄情も情のうち、だ。


夫に「ごめんよおう」と言いつつ、駅前のトンカツ屋で食事をし、再び電車に乗り江ノ島へ向かう。もうここには来ないだろうなあ、なんてことをまた思う。うん、来てもいいし、来なくてもいい。やっと私の二十代が終わった。

2014年9月8日月曜日

ACOUSTIC CARNATION in 江ノ島 2014——虎丸座

先週の土曜日、7月に続きカーネーションのライブへ。今回は夫も一緒です。


毎年恒例という江ノ島でのライブは、緩くて濃かった。ライブハウスのギラギラしたコーフンもいいけど、リラックスして音を楽しむのもいいなあ。強くて濃い酒がほしくなりました。
虎丸座より江ノ島を臨む。
防音でガチガチに固められたライブハウスとは雰囲気がまるで違う。



直枝さんとブラウンノーズで岡村ちゃんの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」。楽しくないわけがない。



大田さん父娘によるローザの「橋の下」。大田譲さん、かっこうええ。。大田真緒さんの声もまたいいのよ。「ローザでくるとは」と呟くのは、ボ・ガンボスの解散ライブも行った夫。



アンコールは、The end of summer。



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2014年9月5日金曜日

香りのないバスフィズを作る

小幡有樹子・著「手づくり入浴剤」からバスフィズを作りました。シュワシュワっと溶ける炭酸入浴剤です。


コロンとした形にしたかったのでミニサイズの紙コップで。
テストでは無事シュワシュワしました。今夜の入浴が楽しみ。

本書の「ローズマリー&レモンのバスフィズ」を精油抜きで作りました。精油を加えなかったのは、香りのついたお風呂が苦手だから。柚子湯や菖蒲湯は好きだけど、やっぱりさら湯が一番!さら湯は身の毒、と言われるそうですが、天然塩をひとつまみ入れると良いのだとか。忘れそうなのでお風呂場に塩入れを用意するかな。



お風呂と関係ありませんが、前回書いたバラが咲きました。
確かに春咲きより小振りで色が濃い。

2014年9月2日火曜日

バラの消毒と藍の収穫開始

久しぶりに晴天の東京。今日はバラの消毒と藍の初収穫。背中を痛めたり、天気が悪かったりと予定より半月遅れ。


昨秋に挿し木から育てはじめたバラ。それにしても育ちました。推定120cm。
所々に虫食いがあるものの、葉もたっぷりで夏バテなしの模様。

蕾もついた。
秋のバラの特徴は小振りで色が濃く花持ちが良いのだとか。

消毒薬を散布。裏側にもすりすり。
画像を見て気づきましたが軍手が逆さま。


今日は藍も収穫。一昨年は生葉染めにしましたが、今年は干します。さて、問題はここから。苛性ソーダを使ったハイドロ建てにするか、木灰や日本酒などを使う灰汁醗酵建てにするか。ハイドロ建てなら苛性ソーダは家にあるし、手順さえ守ればそれなりに染まるだろう。一方、灰汁醗酵建ては恐ろしく手間ひまがかかる上、きっと失敗する。気持ちはほぼ固まっているのですが、とりあえず藍をすべて収穫して干し終えるのが先。

ダイソーの干物ネットを使用。
食品を干すには間口が狭いけど、藍なら気にならない。