2014年9月15日月曜日

筒井康隆・朗読会――世田谷文学館

日曜日に企画イベント一つ筒井康隆・朗読会に行ってきました。往復はがきで申し込み当選。1,000円でワンドリンク付。

世田谷文学館。京王線芦花公園駅から徒歩5分程度。
館内からの眺め。
比較的小さな施設ですが管理が行き届いてます。

朗読作品は、2014年1月発表「ペニスに命中」。「SFではないんですけどね」と前置き。その内容は――痴呆のはいったジイサン、息子へ渡さねばならない200万円を失敬し、交番で拳銃も失敬し、さあ町へレッツゴー!

途中、主人公のジイサンが様々なキャラになりきるのだけど、それがまた上手い。特に笠智衆がよかったな~。滑舌も良く、テンポも絶妙。落語でも一時間ともなると大ネタ。身振り手振りがないとはいえ、八十才であの朗読は凄い。朗読終了後、サッと立ち、手をあげ去っていく。くーっ、ダンディ!アッという間の一時間でした。唯一残念だったのはマイクの音が小さすぎたこと。美しい館内、スタッフの丁寧な対応、来場者のマナー、どれも良かっただけにもったいなかったです。


お約束のミュージアムショップでホシヅル〜。
税込み980円。

私にとってSFといえば、星新一と筒井康隆。2001年宇宙の旅でもスターウォーズでもないのです。筒井康隆との出会いは小学6年生の時に読んだ宇宙衛星博覧会。しびれた。それから七瀬シリーズにはまり、時をかける少女へと続く。星新一が乾いた毒なら、筒井康隆は粘膜にくるのよねえ。

「純粋なSF作家といえば小松左京じゃないかな」「星新一と筒井康隆は純文学的要素も多いよ」と夫。ほうほう。残念ながら小松左京は読んだことがありません。中学2年生ぐらいから次第にSFへの興味は薄れてしまいました。以降、読んだのはタイタンの妖女ぐらい。今、読んだらまた違うのかな。機会を見つけて読むとしましょう。


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二週続けてのイベント。今夏後半は涼しいので調子こいてます。最高気温が30度を下回ってからは頭痛もなくなり、貧血も若干良くなりました。

でもやはり夏は夏。外出の翌日は必ず「めんちょう」ができ、丸一日寝込まないと起き上がれません。電車に乗るような外出はまだ無謀のよう。涼しいので油断していたら皮膚が悪化し赤くタダレまくって膿んでしまい、痛いし醜いし。皮膚がこれなのでプールもお預け。武術の稽古にもまったく行っておらず、不義理を重ねている上、復帰できるのか?と不安。何をやるにしても楽しむにしても体力第一ですね。