2014年11月9日日曜日

むかごハンターと秘密の地図

我が家の秋の恒例行事、むかご採り。

そこらに自生しているので、仕事の行き帰り、散歩中、目の端でむかごを探す。帰宅後「どこそこで見つけた」と言っては誇らしげに収穫したブツを見せ合う。大量のむかごを見つけた時は「じゃあ一緒に行こう」などと協力体制に入ったり。
むかごは山芋の球芽で栄養価はほぼ同じ。
血糖値、コレステロール値、高血圧の抑制にもなるそう。

虫食いや小さい物は元の場所に戻して来年を待つ。

むかご(零余子)は、秋の季語。多くの歌が読まれているようです。歌もいいけど、やっぱ食べなきゃね。収穫したむかごの調理はこちら


自分で植えて収穫するのは邪道とは思うが観察したいので植えてみる。ついでに拾ったドングリも植えてみる。ドングリはクヌギ。樹液にカブトムシが集まることで有名ですが、樹皮やドングリで染色もできます。来秋は藍や茜のほかにもドングリ(つるばみ)染色かな。
ドングリは大きくなったら舅の山に植えさせてもらおうか?
などと野望は膨らむ。


むかごの自生場所はこちらで書いたダイスキンに残しています。飲食店やらはGoogleマップに残しているけど、手書きのほうがわかりやすい地図も多い。
日々、情報を蓄積してはニヤリとするのが至福の時。

むかごの自生場所以外にも、食べられるドングリのスダジイ、季節ごとに美しい花を咲かせる場所、「いつか挿し木にしてくれるわ」などと目論む植物のある場所。
触らせてくれる猫がいる通り。触らせてくれない猫のいる通り。キャンキャンと狂ったように吠えてくる犬がいる通り。カラスが頭上を狙ってくる通り。鯉の生息場所。つまりは大好物が詰まった地図。

昨日は外出から戻った夫がまたむかごを収穫して帰宅。季節は晩秋、これが最後の収穫かな。明朝はむかごご飯とさんまの塩焼き。名残の味覚を楽しみます。