舞台は第二次世界大戦前夜、1938年のイタリア。哲学講師マルチェロは、過去のある事件を胸に秘めたままファシストの組織の一員となり、大学時代の恩師クアドリ教授の暗殺を命じられる。任務を遂行すべく、フィアンセのジュリアを伴い、クアドリ教授の住むパリへと向かうマルチェロだが——。
DVDにもなってます。
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「暗殺の森」のタイトルにも関わらず このポスターを観て恐がりの私も観に行くと決める。 |
とにかく映像が美しかったです。建築物がいい!ファッションがいい!そして光の使い方が見事!ブラインドの光、車窓の光、森の光、etc..。ラストエンペラーでもあった「布」を使った演出もよかったし、扉ごしのアングルも印象的でした。
映像の美しさに圧倒され、ストーリーの暗さがぶっ飛ぶほどでしたが、、、映画を観ながら「あーねー」「はいはい」を心の中で連発。このマルチェロがねー、男のヤな部分全開なのー。そしてジュリアとアンナという二人の女の対比がこれまたねー。男、そして女。美しい映像にヒトの業が詰まっていたのでした。
「暗殺の森」を観た翌日に「ジェームス・ブラウン」を観てきました。明日はこの話を。